一昨年この計画が区議会に示されて以来、日本共産党区議団は、地域と利用者に区民の健康と地域を切り捨てるこの計画の本質を広く知らせ、アンケートなども含めて沢山のご意見をいただきました。その声には、保健センターが子育て支援、精神や難病の方々の支援をはじめ、区民の健康を守るうえでかけがえのない役割を果たしてきたことが込められていました。

 区民による「保健センターを守る葛飾連絡会」が結成され、多くの区民が区内各地で署名行動を行うなど、保健センター存続の運動が高まりました。小菅、高砂地域をはじめ1万筆を超える保健センター存続の署名が寄せられ、区長や議会に届けられました。
 
 議会の論戦では、区の主張する「地域に出向く保健センター」「サービスの向上」は、施設の廃止を覆い隠すための方便であり、サービスは大きく低下することが明らかとなりました。また、区による十分な説明が区民にされていないことも問題になりましたが、最後は、力に任せた与党によって採決が強行されました。
 あらためて、署名やアンケートなどにご協力いただいたみなさんに感謝致します。
 
 運動は一つの節目を迎えましたが、これからも区民の健康を守るために、廃止される地域でのサービスを後退させない戦い、新たに建替える子育て施設に保健センターを合築するたたかいにつなげていきたいと考えています。
 
 これからも温かいご支援・ご協力をお願いします。